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2019年3月6日水曜日

MuseScore2で三重の付点を書く方法

 既に4重までの付点に対応しているMuseScore3がリリースされて久しいですが、MuseScore2を使用している人も多いと思います。MuseScore2では複付点は対応していますが、それ以上の付点を普通の手段では入力出来ません。しかし実は三重の付点はMuseScore2で打つ方法があります。

 MuseScore2は実は三重の付点は対応しています。ただ入力の手段が用意されていないだけです。そこで、三重の付点が付く音符だけで1小節を構成するような拍子記号を作って、そこに小節の拍数を超える音符を入れると、三重の付点が付く音符を入力することができます。

 例えば複々付点四分音符の場合、まずマスターパレットで15/32拍子を作ります。拍子記号の作り方はこちらの記事「カスタムパレット」を見てください。これは1/4+1/8+1/16+1/32=15/32で、複々付点四分音符1個で構成される拍子です。15/32拍子を使わない楽譜に入れます。そこに複々付点四分音符より長い音符、例えば全音符を入れると、このように複々付点四分音符を入力することができます。
 この複々付点四分音符をコピーして、任意のところに貼り付けることで、MuseScore2で三重の付点を書くことができます。

 さて、三重の付点を書くためにこういった複雑な拍子記号を用意するのは面倒なのですが、実はMuseScore2で書ける各種の三重付点音符を、予め入力しておいた.msczファイルが、MuseScoreのフォーラムで配布されています。
 このトピックのコメントの下の方にある「TripleDotUltra.mscz」には、既に各種の三重付点音符が入力されていますので、そこから入力したい音符をコピーして、任意のところに貼り付けると便利です。

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