2019年3月30日土曜日

MuseScoreでの弱起・不完全小節の作り方

 MuseScoreで弱起の曲の楽譜を作るときに、「新しいスコアのウィザード」の指示に従って進めていくと、弱起の設定があります。ここで弱起を設定してから楽譜を編集していくのが一般的ですが、楽譜編集中に設定を改めたい時もあると思います。

 弱起や不完全小節の設定は「小節のプロパティ」で編集できます。編集したい小節の上で右クリックして「小節のプロパティ」を開き、「小節の長さ」の「実際」の値を弄ることで、不完全小節にすることが出来ます。
 弱起の場合は小節数にカウントしないのが普通なので、「小節カウントから除外」にチェックを入れましょう。不完全小節でも、右図のように1小節を2つに分割して作るような不完全小節の場合は、片方の小節をカウントから除外すべきです。
 右図のように、小節番号のスタイルの違いによって、「小節番号から除外」すべき小節が変わってきます。段初めに小節番号を記す方式と、5小節ずつ小節番号を記す方式があるので、自分が用いるスタイルに合わせて、右図が参考になれば幸いです。
 「小節カウントから除外」すると、その小節は小節数には数えられず小節番号も表示されなくなるので、段初めに必ず小節番号を記したい場合は、その前の小節のカウントを除外するか、「小節番号の増減」の値を調節すると良いでしょう。

2019年3月27日水曜日

記号の衝突回避より大事なこと。

 楽譜浄書で、記号と記号が接触していることを回避するのは、基本中の基本で誰もが望むことで、皆さんも接触を回避するのは意識していると思います。


 全ての音楽記号の接触を回避すると、楽譜が縦横にどんどん広がってしまいます。とてもスペースが足りません。左図の上の譜例は縦に広がりすぎです。一見譜表の間隔をこれ以上狭くすることが難しいように見えるかもしれませんが、無理をすれば左図の下のようにスペースを圧縮するのが可能です。


 ここで多くの人は、五線幅を小さくしてスペースを確保しようとします。これは私は悪手だと思います。文字が大きい方が一般的に読みやすいように、楽譜も大きい方が見やすいです。楽譜を小さくしてしまうことは、可読性という一番大事なものを犠牲にしてしまいます。


 五線幅を出来るだけ大きく保ったまま、演奏者が見るべき楽譜の範囲を出来るだけコンパクトにまとめることは、時に記号の衝突を回避することよりも大事になります。記号の衝突回避には優先度があり、優先度が低いものは往々にして衝突が許容されるものです。


 コンピュータ浄書が普及する前の、彫版浄書やハンコ浄書の楽譜では、左の譜例のように記号が接触している楽譜も実は多いのです。これはコンピュータ浄書では後からスペースを足すことが可能であるのに対し、旧来の浄書では最初に譜表や段の間隔を決めて五線を引いてしまいます。そのためスペースが当初の想定より足りない場合は、接触してでも記号を入れるしかありませんでした。コンピュータ浄書であれば、左の譜例は譜表間隔を広げれば記号の接触は回避できます。ただ譜表間隔を広げることは、演奏者が見るべき楽譜の空間が広がり、視認性が悪くなる要因でもあります。譜表間隔を広げずに記号の接触を回避することをまず考えるべきです。また時と場合によっては譜表間隔を広げないために接触を許容することも必要です。



 MuseScore3では譜表間隔は音符や記号の接触を回避するために自動で広がるようになりました。これは便利な仕様ではありますが、譜表間隔に無頓着でいると、空間が広がりきった楽譜になってしまいがちです。そういった楽譜は演奏する時に一瞬で広い範囲を見なければいけないので、見ながら演奏するのが大変になります。

 譜表間隔が無闇に広がらないようにするには、間隔を固定するスペーサーを入れる必要があります。MuseScore3にはパレットの「区切りとスペーサー」のところに“Staff spacer fixed down”というスペーサーが追加されています。これを使うことで、個別の譜表間隔を任意の値で固定することが出来ます。
 いちいち勝手に譜表間隔が広がるのが嫌な場合は、予め全ての段にこのスペーサーを入れてから浄書をすると良いでしょう。

2019年3月23日土曜日

浄書雑感4 全音『モーツァルト ピアノソナタ イ長調[トルコ行進曲付き]―2014年発見の自筆譜に基づく原典版』

 2016年に出版されたこの全音の原典版は、特筆して素晴らしいと言える完成度です。校訂・解説が充実しているだけでなく、浄書の品質も原典版のそれに相応しいものとなっています。

 1080円なので取り敢えず買ってください。
モーツァルト:ピアノソナタ イ長調[トルコ行進曲付き]:全音オンラインショップ
http://shop.zen-on.co.jp/p/106016

 まず五線幅ですが、この楽譜は7mmに若干及ばないぐらいで、約6.8mmぐらいになっています。殆どフルサイズの五線幅と言ってよいでしょう。私は五線幅は可能な限り小さくすべきでないと思っているので、これは素晴らしいと思います。

 これを見てください。
 まず107小節の六十四分音符の加線が切られているのが分かると思います。本来の長さの加線では、隣り合う音符の加線とくっついてしまうために、一つ一つの加線を白い線を入れて切ることで、加線の長さを調節しているのです。

 またこの部分に注目すると、赤枠で囲った連桁が極めて僅かに傾いていることがわかります。これは連桁と五線との交わり方にもの凄く拘っているのです。

 連桁と五線が交わる時に、左図のような隙間を許容するか否かが地域や浄書家によって異なります。ヨーロッパの伝統的なルールではこういった隙間を生じないように連桁を配置させますが、日本の場合は連桁と五線との関係よりも符尾の長さが重視され、こういった隙間を許容されることも多いです。

 この楽譜は、明らかに連桁と五線との交わり方に注意して、連桁を配置しています。

 またこの譜例のように、一部の音符で連桁と連桁の間隔を若干広げることで、連桁と五線の隙間を生じないようにする工夫も、随所に見られます。私の場合は、連桁と連桁の間に五線が入ることは許容しているので、ここまではやりません。



 さてこの譜例をよく見てみると、107小節の三十二分音符の素の間隔が、106小節のものより狭くなっていて異なっています。この譜例では106小節は赤線で示した2箇所と、107小節は1拍目ぐらいしか、素の間隔で音価が共通しているところが殆ど無いので、音符間隔が揃うところがあまり無く、殆ど気にならないと思います。しかし上記の箇所が異なる間隔である必要性は薄いと私は思います。
 問題の箇所の間隔を揃えるとこのようになります。段の中で音価が共通である箇所は、可能ならやはり揃っている方が、綺麗だと思います。

 106小節の左手にある二度音程については、どの位置に合わせるか、二度音程のどちらを左側に配置するかで、右図のようにいくつかの方法があります。
 図の左上はMuseScoreのデフォルトで、下声部のE音の付点が上側についています。基本的には声部が上下に分かれる時は、下声部の付点は下側に付くべきだと思います。ただ、この譜例においてE音の付点を下側につけると、上声部のD音に付点が付く場合の付点の位置と被ります。ただこの表記ではD音に付点があるように見えることは無いと思うので、図の右上のように、やはり下側に付点を付けた方が良いかと思います。
 図の左下は、下声部を左側に配置したものです。この場合、下声部の音符は比較的自然に見えますが、上声部は3拍目~4拍目(6/8拍子)が広がりすぎているように見えます。音符の縦のラインはこれが一番分かりやすいとは思いますが、左手の上声部のリズムが4つの中でもっとも不自然に見えるので、良いとは思いません。
 図の右上は元の楽譜と同じパターンです。E音の付点がD音の付点に見えそうな気もしなくは無いですが、そのように見る人はたぶん居ないでしょう。ただこれは4拍目の縦が上下の譜表で揃っているようには少し見えにくいのが難点です。
 図の右下は下声部の方を拍の縦に揃えています。左手だけ見ればこれが最も自然に見えますが、右手の3.5拍目に左手の4拍目D音が若干干渉しているように見えるのが微妙です。
 私はどれが最善かはこの譜例ではいまいちわからないです。何を重視するかで変わるところですが、恐らくこの譜例では、元の楽譜と同じ右上にするのが良いのかなと思います。


 この楽譜は連桁の位置を相当に拘っているのが伝わりますが、このように同じ音型でも連桁の位置が違う箇所があります。恐らくこの浄書家の流儀は14小節の方が正しく、12小節の連桁の位置は調節し忘れたものだと思います。

 左図のように装飾音符につく、小さいダブルシャープが五線との関係でデザインが潰れてしまっているのは残念な点です。小さい音符の大きさをもう少しだけ大きくし、その臨時記号も若干大きい設定にすると、デザインが潰れないかもしれません。また記譜フォントによっても変わってくるかもしれません。


 ただこの楽譜、トルコ行進曲の部分に関しては浄書に多少粗が見受けられます。
 例えばこの譜例では、赤線で示したところが装飾音符があることで他の八分音符よりも広いスペースを取っていますが、装飾音符の前には十分なスペースがあるので、このように広げる必要は無いと思います。


 また上の譜例のように、装飾音符で間隔が空くようなところで、十六分音符が本来の位置より右側に移動してしまっているところがあります。恐らく1拍目十六分音符の4音目と、2拍目の間が空きすぎることを嫌って、1拍目4音目を右に移しているのだと思いますが、これは不自然でしょう。1拍目十六分音符の3音目~4音目の間隔を他の十六分音符と同じ間隔にして、1拍目4音目~2拍目の間隔が空いてしまうのは許容した方が、より自然だと思います。

 ともあれ、この楽譜はかなり高品質です。コンピュータ浄書の普及によって、浄書の全体の品質はどうしても悪くなる傾向を感じますが、同時に拘り抜くコンピュータ浄書家がいることは、とても大事なことだと思います。

2019年3月22日金曜日

歌詞に半角スペースを入れる方法

 MuseScoreで歌詞を入力するときに、スペースキーを押すと隣の音符の歌詞入力に移っていきます。すなわち半角スペースを歌詞に入力したい場合、半角スペースが入力できずに次の音符の歌詞入力に移ってしまうのです。全角スペースの場合は普通に入力できます。

 半角スペースを歌詞として入力する方法は、「Ctrl+spaceキー」です。Ctrlキーを組み合わせて使うことで、半角スペースを歌詞に入力することができます。

 歌詞に半角スペースを用いるべき場面が全く思い浮かびませんが、お役に立てたら幸いです。

2019年3月16日土曜日

段を跨ぐ時のオッターヴァとcresc.

 8va- - -が段を跨ぐ時に、(8va)- - -とする楽譜と括弧を付けずに8va- - -とする楽譜があります。これは浄書家の好みでどちらでも構わないのですが、私はオッターヴァには括弧を原則付けません。段を跨いだ先でも8va- - -のように書きます。

 今回は私が何故括弧を付けないのかを説明したいと思います。

 その前に、cresc.- - -の場合は私はこのように考えます。cresc.は始点と終点が明確に区別される必要がある記号です。右図のように、cresc.- - -を音符一つずつにcresc.と書き換えると、異なった意味合いになります。


 cresc.- - -が段を跨ぐ場合は、cresc.であることを跨いだ先の段で示す場合は、必ず括弧を用いるべきだと思います。括弧を用いずにcresc.- - -とした時に、跨いだ先の1拍目がcresc.の始点だと誤認されるかもしれません。cresc.のどこから始まってどこまで続くかは、演奏に影響する情報です。これは正確に記譜されなくてはなりません。

 しかしオッターヴァの場合、端にその範囲の音をオクターブ上(下)に移す意味しかありません。cresc.と異なり右図のように個々の音符にオッターヴァを書いても、点線で範囲を示しても、同じ意味になります。演奏上もこの両者は差異がありません。


従ってオッターヴァが段を跨ぐ場合に、跨いだ段の先を(8va)- - -とする必要は私は無いと考えています。仮に跨いだ先の1拍目をオッターヴァの始点だと見間違えたとしても、演奏上に何の違いもありません。



 書く必要のないところに括弧を書いた時に、本来の意図でない意味合いを付け加えてしまうかもしれません。実際のところ、段を跨ぐオッターヴァに括弧を付けても、「可能ならばオクターブ上で演奏する」という意味で捉える人はいないと思いますし、括弧を付けるか付けないかは好みで決めて構わないと思います。しかし私はこのような理由により段を跨ぐオッターヴァは括弧を付けません。

2019年3月15日金曜日

浄書雑感3 ヘンレ原典版『ブラームス:8つの小品 Op.76』

 さて今回はヘンレ原典版ブラームスOpus 76の楽譜を取り上げたいと思います。ヘンレ原典版と言えば2000年代初頭でも昔ながらの彫版浄書を続けていたようですが、現在はコンピュータ浄書に切り替わっています。この楽譜は2012年の出版でコンピュータ浄書で作られています。

 ヘンレ社のホームページによりこの楽譜のサンプルを見ることが出来ます。
Piano Pieces op. 76 https://www.henle.de/jp/detail/?Title=Piano+Pieces+op.+76_1184

 流石に由緒ある楽譜出版社だけあって、一見綺麗に浄書されているように見えるでしょう。実際、五線幅を7mmとし、独自のフォントを使い、譜割を考えて楽譜を作っていることは、とても良いと思います。コンピュータ浄書の普及で五線が小さい楽譜がよく見られるようになりましたが、ヘンレ原典版はコンピュータ浄書であっても本来の五線幅7mmを維持しています。
 画像は6.Intermezzoの各ページ末尾を抜粋したものです。このように出来るだけ区切りの良いところでページが変わるように小節が割り振られています。譜めくりを考えた譜割にすると、多少無理をして段や小節を入れることになるので、浄書の難易度が上がります。従ってこうした譜割のしっかりしている楽譜は、それだけで手間がかなり掛かった楽譜だと言えます。

 ヘンレの4.Intermezzoを見てみてください(ヘンレのサンプルでもこのページは見られます)。右ページが大譜表が6段入っていてかなり窮屈に見えると思います。しかも25~28小節、29~33小節の段がかなり間隔が広がっていて、スペースを圧迫しています。実は一段に少し多めに小節を入れれば、下図のように右ページを5段にすることが可能です。(下図は筆者作成、都合により画質落としています)
旧来の浄書は最初に五線を書くので、段間隔は最初に決めてそれに音符や記号を納めるように配置しますが、コンピュータ浄書は全ての記号を入れた後に、それらが干渉しないように整えるので、あらゆる間隔が旧来の浄書よりも広がりやすいのです。しかし大譜表の間隔が広くなると、演奏者は同時に広い範囲を見なければならなくなり負担になります。大譜表の間隔は狭い方がいいのです。間隔が広がりやすいコンピュータ浄書の特性によって、段や小節を多く詰めて綺麗に浄書をするのは、旧来の彫版浄書やハンコ浄書よりも実は難しいのではないかと思っています。

 さて音符の間隔に注目すると、コンピュータ浄書になってスペーシングの技術は失われてしまったように感じます。
 この譜例は特に1小節目の十六分音符が他の小節のより狭くなっていることがわかると思います。
 このように十六分音符の間隔は一つの段の中では揃っているべきです。

 この譜例を見てください。
 十六分音符の間隔がバラバラですが、間隔が広くなっているところを見ると、不必要なスペースがあります。特に32小節目の1.5拍目と2.5拍目(2/4拍子における)の16分音符の間隔の違いには、理由を見いだせません。
 このように、間隔を空ける必要のあるところだけスペースを設け、そうでないところは音符の間隔を揃えると、元の楽譜とはだいぶ印象が変わると思います。楽譜がなんとなく見にくい時に、私はその原因はスペーシングにあると考えています。音符の間隔は大事です。


 この譜例は、1拍4つの十六分音符のうち、最初の2つと後の2つの間の間隔が意図的に狭められています。これは音符間隔が揃っているように見せるテクニックの一つです。しかし、この楽譜ではそうした工夫以前に、本来揃うべき音符間隔にバラツキがあるため、結局そこまで綺麗には見えません。
 このように間隔が揃っていると印象が全然違うと思います。


 ところでこの楽譜、十六分音符単体の符尾が長すぎるようです。本来十六分音符は、左のように八分音符の旗を2つ重ねたデザインではなく、八分音符とはデザインが分けられています。そのため、十六分音符の符尾は八分音符と同じ長さか若干長い程度で記譜できるようになっています。
 右の画像はヘンレの彫版浄書の譜例ですが、これは長すぎない本来の符尾の長さになっています。

 また符尾と付点が干渉する場合に、符尾を伸ばすか付点を右にずらすかの2択の解決法があります。この楽譜では2つの方法が混在しています。私はこの部分において異なった流儀を混在させるのは好ましいとは思っていません。特に左の譜例は符尾を伸ばすと譜表間隔が広がりすぎるので、付点を右にずらす方が良いと思います。

 ヘンレ原典版のコンピュータ浄書は、伝統を継承しようとする意志は感じますが、残念ながら旧来の浄書から継承できていない技術もあります。今では彫版浄書やハンコ浄書という手法は使われなくなりました。これは仕方のないことだと思います。ただそれらの技術もまた、楽譜の見やすさに必要な技術です。

2019年3月6日水曜日

MuseScore2で三重の付点を書く方法

 既に4重までの付点に対応しているMuseScore3がリリースされて久しいですが、MuseScore2を使用している人も多いと思います。MuseScore2では複付点は対応していますが、それ以上の付点を普通の手段では入力出来ません。しかし実は三重の付点はMuseScore2で打つ方法があります。

 MuseScore2は実は三重の付点は対応しています。ただ入力の手段が用意されていないだけです。そこで、三重の付点が付く音符だけで1小節を構成するような拍子記号を作って、そこに小節の拍数を超える音符を入れると、三重の付点が付く音符を入力することができます。

 例えば複々付点四分音符の場合、まずマスターパレットで15/32拍子を作ります。拍子記号の作り方はこちらの記事「カスタムパレット」を見てください。これは1/4+1/8+1/16+1/32=15/32で、複々付点四分音符1個で構成される拍子です。15/32拍子を使わない楽譜に入れます。そこに複々付点四分音符より長い音符、例えば全音符を入れると、このように複々付点四分音符を入力することができます。
 この複々付点四分音符をコピーして、任意のところに貼り付けることで、MuseScore2で三重の付点を書くことができます。

 さて、三重の付点を書くためにこういった複雑な拍子記号を用意するのは面倒なのですが、実はMuseScore2で書ける各種の三重付点音符を、予め入力しておいた.msczファイルが、MuseScoreのフォーラムで配布されています。
 このトピックのコメントの下の方にある「TripleDotUltra.mscz」には、既に各種の三重付点音符が入力されていますので、そこから入力したい音符をコピーして、任意のところに貼り付けると便利です。

浄書雑感6 音友『佐藤慶次郎 ピアノのためのカリグラフィー』

 本記事は、 楽譜組版 Advent Calendar 2023 の22日目の記事です。  音楽之友社から「現代日本の音楽」という楽譜シリーズが出版されています。この楽譜シリーズは日本の現代音楽の楽曲を取り扱っており、"なんかスゴイ"楽譜が沢山あります。そう...