一段一小節法についてはこちらの記事をまず見てください。
MuseScore3の場合、「割振り」から「後の間隔」が削除されたことで、非常に複雑な挙動を示し、機能としては後退しているため、ここではMuseScore2を前提とします。

音価分割テクニック
「割振り」の数値を他の音符間隔に流用したい場合は、全ての音符・休符であるスペーシング単位を、休符で等分割して、「加算されたスペース」の無いスペーシング単位を各音符・休符に作ってしまう手法があります。
加算されたスペースを与える要素の有無で、音符間隔を等しくするために「割振り」の数値が変わってしまうのであれば、加算されたスペースの無い音価単位で、「割振り」を調節すれば良いのです。

音符間隔の比率を調節したい時に使う
*MuseScoreの音符間隔はデフォルトでは長い音符のスペースが過度に狭くなりがちな傾向があります。一般的に2倍の長さの音符は2倍の間隔ではなく、それよりも狭い1.4倍程度の間隔に浄書され、その比率をスペーシング比率と呼びます。MuseScoreでは短い音符間ではスペーシング比率が大きくなり、長い音符間ではスペーシング比率が小さくなる傾向があります。そのために、MuseScoreでは長い音符が余計に狭くスペーシングされているように見えます。
関連記事
・連載「MuseScoreの音符間隔の仕様と有効な手法1」
・非表示の休符を挿入するスペーシングテクニック