2018年11月21日水曜日

MuseScoreの.msczのバックアップについて

 今回は、MuseScoreが落ちてしまった時にやるべきことについてお話したいと思います。

 まず作業中にMuseScoreが落ちてしまって、再び立ち上げた時に、MuseScoreがある程度直前の作業まで復元されます。ここで、正常に復元されている場合と、ファイルが破損して復元できない場合に分かれます。

 正常に復元された場合、まず必ず別名で保存してください。2.3.2現在では改善されているようですが、以前のver.では、落ちて再びMuseScoreを起動した時に、「上書き保存」が効かなくなっていることがありました。これで保存したつもりで保存されなかったことが私にはあります。従って、何かあった時には別名で「名前を付けて保存」することを推奨します。

 ファイルが破損して復元できない場合、バックアップファイルを使います。MuseScoreは自動的に.msczファイルのバックアップファイルが生成されます。これは".mscz,"とカンマが付いたファイルで、隠しファイルとして自動生成されます。PCの設定によって隠しファイルは表示されないこともあるので、隠しファイルを表示する設定にしておきましょう。Windows10の場合はエクスプローラーの表示のタブにある隠しファイルのチェックボックスをオンにすれば表示されます。
 .mscz,ファイルはカンマを取れば、通常の.msczファイルとしてMuseScoreで開くことができます。

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